幸せの旋律*゚

□08
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08 / 風の苦悩。




あの後、コロネロは水を飲みながら辛いところを食べきった。


それからのスピードは凄かった。


ガツガツと掻き込むように完食してしまった。


『ごめんね ‥ ?大丈夫?』


「おう!」



満腹になって上機嫌になった。もともといつまでも引きずるような性格ではないようだ。



「 ‥‥ 」



スカルは食後のデザートと紅茶を楽しんでいる。


楽しめてはいないようだが。


なんと言うか、罪悪感で一杯みたいな顔。



『頑張ったね』


「 ‥ さっきは、ありがとう」


『ううん。私偉そうだったよね、ごめんね』


「庇ってくれたのも叱ってくれたのも、オレ、嬉しかった。ありがとう」



照れているのか人差し指でほっぺを掻く。


おお、可愛いな。



『あ、そうだ。仲直り記念に、一緒にお風呂入っておいで』


二人を抱えて強制的に風呂場に置いてくると洗い物を始めた。


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