幸せの旋律*゚

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『お手伝いありがとう!』


「お世話になる身ですから」



当然の事です。と笑う風はどう見ても雲雀さんが微笑んでいるようにしか見えない。


大好きな雲雀さんが ‥ っ


私に微笑んでいると思うと鼻血が噴出しそうになる。



『うぅ ‥ っ』


「 ‥ どうしました?」



風が鼻を押さえて蹲る私を見て心配そうにこっちを見ている。


『いや、雲雀さんに似てるなあって思ったら ‥ 』



鼻血が出そうになりましたとはさすがに言えず、語尾を濁す。


「 ‥ 貴女は雲雀くんがお好きなんですか ‥ ?」



なんだか悲しそうな顔をする風。悲しそうを通り越して泣きそうだ。



『か、格好いいなあって思ってるけど ‥ だ、ダメかな ‥ ?』



なぜか質問のようになってしまった。


別に了承を得る必要はなかったのだが、風の複雑そうな表情を見ていたらそうなってしまったのだ。



「雲雀くんは ‥ 、」



そこまで言って俯いてしまう。


私は、しゃがんで見上げる姿勢のまま言葉を待った。


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