『 ‥ 今日1日、少し出掛けようと思うんだけど、一緒にいきたい人いる?』 「 ‥ 僕が行く」 食べ終えた食器を持ってマモちゃんが立ち上がった。 『うん、わかった。みんなはなにか緊急で欲しいものあるかな?』 みんな緊急、という程ではないみたい。 「欲しいものがあれば、紙置いておくから書き出しておいてね」 ルーズリーフとペンを重ねてテーブルに置く。 何だか山のように書き出しているヴェルデがとても気になるけど、出掛けようかな。 その前に。私は2階へ上がった。 『マモちゃん、ちょっとこっちおいで』 「ム ‥ ?」 『 ‥ あー ‥ 、やっぱり大きすぎかあ ‥ 』 私が小学校1年生の時にお気に入りだった、ピンクのサロペット。 今のマモちゃんには少し大きかった。 絶対似合うと思ったのに ‥ 。 「着られるよ、少し力を使えばなんとでもなる」 部屋に入って着替えを始めたらしい。もそもそと音がする。 『 ‥‥ 、着られた?』 「 ‥ これでいいかい?」 着替えて出てきたマモちゃんは少し成長していて、服のサイズにぴったりになっている。 萌えー(*´Д`*) 鼻血を吹き出しそうになるのを堪え、マモちゃんと再び1階へと降りた。 . |