幸せの旋律*゚

□04
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『 ‥ 今日1日、少し出掛けようと思うんだけど、一緒にいきたい人いる?』


「 ‥ 僕が行く」



食べ終えた食器を持ってマモちゃんが立ち上がった。



『うん、わかった。みんなはなにか緊急で欲しいものあるかな?』



みんな緊急、という程ではないみたい。



「欲しいものがあれば、紙置いておくから書き出しておいてね」



ルーズリーフとペンを重ねてテーブルに置く。



何だか山のように書き出しているヴェルデがとても気になるけど、出掛けようかな。



その前に。私は2階へ上がった。



『マモちゃん、ちょっとこっちおいで』


「ム ‥ ?」


『 ‥ あー ‥ 、やっぱり大きすぎかあ ‥ 』



私が小学校1年生の時にお気に入りだった、ピンクのサロペット。


今のマモちゃんには少し大きかった。


絶対似合うと思ったのに ‥ 。



「着られるよ、少し力を使えばなんとでもなる」



部屋に入って着替えを始めたらしい。もそもそと音がする。



『 ‥‥ 、着られた?』


「 ‥ これでいいかい?」



着替えて出てきたマモちゃんは少し成長していて、服のサイズにぴったりになっている。



萌えー(*´Д`*)



鼻血を吹き出しそうになるのを堪え、マモちゃんと再び1階へと降りた。



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