幸せの旋律*゚

□04
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家中に包丁のリズミカルな音が響く。


大きなお皿に目玉焼きが8つ。


大家族になった気分だ。



「 ‥ おはよ」


『あ、おはよう。早起きだね』



一番に起きてきたのはスカルだった。



「 ‥ コロネロ先輩のいびきがうるさくて寝てられなくて ‥ 」



苦笑いしながらお皿を運んでくれた。



時間が経つにつれて、1人、また1人と起きてくる。


マモちゃん、藍ちゃん、風、リボーン、ヴェルデ。



風によると、起きてくる順番はいつも同じらしい。



「ム ‥ 、ほっぺた痛い」



ほっぺを擦るマモちゃんをみて、藍ちゃんに視線を移すと、人差し指を口に当てた。


黙っててよ、ということらしい。


私は思わず苦笑い。



一番お寝坊さんなコロネロは藍ちゃんが一言「飯」って言ったら飛び起きてきた。



『いただきます』


《いただきます》



昨日よりは会話が多い。


食べてる間、ボンゴレの話しとか、ヴァリアーの話しとか、いろいろ教えてくれた。



私が漫画で見てきたキャラ達は、実際にはそんな格好いいキャラではないらしい。性格がね。



ご飯の担当は獄寺とスクアーロだそうだ。


予想はついていたけど。



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