short novel

□雷なう。
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×××雷なう。裏話×××





三「車田─」



車「おう」



三「天城─」



天「はいだド」



三「南沢─」



南「ん」



三「こんな天気の中集めたのには理由がある。さて、今日の天気は雷─…我々が監視しなくてはならない霧野が大嫌いな天気だ。─つまり、だ……霧野は必ず神童の家に逃げ込むであろう─………わかっているな…皆」



三人「「「あぁ」」」




三「─神童の家まで監視しにいくぞ。そこで間違った行為があった場合には───霧野抹殺」



三人「「「ラジャーだ(ド)」」」



三「では行くぞ野郎共!!」



三人「「「おう!!」」」














車「えー、神童の家の庭の外から双眼鏡で神童の部屋を監視なうー声については以前設置した盗聴機から聞いてまーす」



三「状況説明ありがとう」



南「ちなみに三国、なんで2年と1年はいないんだ?」



三「そんなに大勢でいたら神童の家のセキュリティに気づかれるかだろう」



車「金持ちぱねぇ」



天「あ、霧野が部屋に飛び込んできたド」



三人「「「どれどれ…」」」








霧『いやぁぁぁぁぁぁぁ!!たすけてぇぇぇぇ!!!!』





神『落ち着けよ霧野…大丈夫だから…』







南「もう殴りに行きたいんだけど」



天「落ち着くド」







ピッシャーンッ





霧『光ったぁぁぁぁ!!いやだぁぁぁぁぁぁぁもう神童!!名字に"神"ってついてんだからどうにかできないのぉぉぉぉぉっ!?』






車「アイツ馬鹿だろ」






神『意味わからんしできるかそんなもん』






三「まぁそうなるよな」






霧『この名前負けぇぇぇぇぇぇ!!!』






天「理不尽な怒りだド」






神『追い出すぞ』






南「いいぞ神童。追い出せ追い出せ。」






霧『いやだぁぁぁぁぁぁぁ!!ごめ、ごめぇぇぇぇ』





ピッシャーンゴロゴロ





霧『きゃああああああいやああぁぁぁぁ!!!』






三「悲鳴が女子」



車「ていうかアイツ神童に抱きついてんだけど殴りに行っていいか隊長」



三「まだダメだ」







フッ…





霧『ひっ………』






天「電気が消えたド…」



三「説明しよう!!我々の双眼鏡は特別仕様で、暗闇の中でもバッチリ遠くが見えるのだ!!!」



南「最先端技術すげぇ」







霧『ひぃぃいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!真っ暗ぁぁぁぁ!!きゃああああああいやああぁぁぁぁまた雷光ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!神童どこぉぉぉぉぉ!!!』




神『オレならお前がしがみついてるものだろ』




霧『そうだったぁぁぁぁぁぁぁ!!!』







南「あの野郎神童にさらにきつく抱きついてやがる!!殴りに行っていいか隊長」



三「まだだ」



天「これからのアクションに期待ド」



南「お前楽しんでるな?」



天「南沢も楽しんでるド」







ドスッドスッ




神『こらオレの腹を叩くんじゃない』







車「あの野郎神童の腹殴りやがって何様のつもりだ」



三「よし殴りにかかるぞ──ってあれ…?神童が動いたぞ?まて南沢…ステイだ…待て…状況を見るぞ……」



南「チィッ………神童…何する気だ……?」






霧『ちょっと神童なに!?ねぇなに!!』







四人「「「「………は?」」」」




なぜ、



神童が、







ピッシャーン







霧『きゃああああああまただぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!ていうか神童まじなに!!?なにしようとしてんの!?なんで倒すのぉぉぉぉぉぉ!!!』




霧野を、




押し倒しているんだろうか。







神『オレだけ見れば、オレの声だけ聞けば、雷なんて感じないよ?』




霧『かっこよくいうなぁぁぁぁぁ反則だぁぁぁぁぁいやぁぁぁぁぁ雷うなってるぅぅぅぅ!う!?んっ!?』





三「……………き…す………?しか………しかも神童……か…ら………?」



車「…………さ……三国……?」





霧『ん…うっ…』






三「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!まさかの!!神童が霧野を襲っているぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!???しかも雰囲気から舌ねじこんだのが聞いてとれるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!どうすればいいんだ母さんはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」




車「お願いだ三国落ち着いてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!いや!!どちらかといえばオレも落ち着いて無いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



南「これは悪夢これは悪夢これは悪夢これは悪夢これは悪夢これは悪夢けっして現実なんかじゃけっして現実なんかじゃけっして現実なんかじゃけっして現実なんかじゃああああありえないありえないありえないありえないぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



天「南沢恐いドぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!三国も恐いドぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!神童が一番恐いドぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」







メイド『大丈夫ですか坊っちゃん!!霧野様!!』





神『メイドォォォォォォ!!!』






天「メイドナイスタイミングだドぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!悪夢終わってよかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



三「神童がメイドにキレてるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」




南「霧野2m飛び退いたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



車「いつもと立場が逆だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」






メイド『………お邪魔でしたでしょうか』





南「いや!!ナイスタイミング!!!」






霧『いっ、いや、そんなことなかったですよ、なぁ神童?』





車「霧野はしどろもどろだな言葉が!」





神『えぇ全くそんなことありません』






南「アイツだいぶ冷静だなぁオイぃぃぃぃぃ!!」







パッ







天「あ…電気着いたド」




三「ハッオレは何を見ていたんだ…なんだ夢だったかあぁよかった」


南「……現実を見ろ三国………あれは事実だ…………」



車「………受け入れがたいが………あれが事実なんだ………」



天「電気着いたら皆冷静になったド…(三国がちょっとおかしいけど)」






メイド『…では私は失礼します』




天「メイド去ったド」






神『いやーよかったな霧野!雷終わったぞー!!』






車「アイツ何事も無かったかのように!?」



三「あれが覚醒した神童だと言うのか………!?」



天「そんな覚醒いらないド……」





霧『…………の……』




神・四人『「「「「ん?」」」」』






霧『神童のばかやろぉぉぉぉ!!』




ゲシッ





神『飛び蹴りッ!?』





三「ぁぁぁぁぁぁぁぁ神童が飛び蹴りされたぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」



車「大丈夫かな神童」






霧『もうお嫁にいけなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!』






バターンッ







南「アイツ嫁に行くつもりだったのかよ!?」



天「どこもかしこも馬鹿ばっかだド!!!」







神『あぁ…霧野が去ってしまわれた…』







車「神童元気だ!!」



天「しかもなんかニコニコしてるド!!!?」



南「今日の神童きもい!」




三「それ言っちゃ終わりだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」






天「あ…神童寝たド」





車「なぁ………オレ達もう帰らないか………?神童寝たし霧野帰ったし……」




南「………そうだな………なんか疲れた…………」



三「精神的にも肉体的にも疲れたな…………いいか皆…このことは門外不出だ……2年と1年にも話すなよ……絶対」



三人「「「もちろんだ…」」」












×××翌日×××





神「きーりのっ」




霧「ふんっ」




ゴスッ




神「ちょっと飛び膝蹴りはゲフゥ」




霧「オレに2週間近づくな!!」




神「そんなぁ霧野ぉぉ!!」








四人((((…………やっぱり夢じゃなくて現実だったか………………(ゲッソリ))))







松「倉間先輩…。キャプテンと霧野先輩どうしたんでしょうか(ちなみに三国さん達もどうしたんだろう…)」




倉「あぁ…色々あったんだな…よくわかんないけど(ていうか三国さん達顔だいぶ酷いな)」




浜「ちゅーかいつもと立場逆じゃね?(なんか三国さん達ゲッソリしてる…)」




速「気にしないでいましょう…きっと放課後までには戻ってます(三国さん達のゲッソリは戻らなそうですけど)」




浜・倉「「そうだな(三国さん達大丈夫かなあれ)」」








四人((((………大丈夫じゃない……………))))






ちなみにこの四人のゲッソリは2週間たってやっと治ったとか。



そうでないとか。






===END===
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