short novel

□テレビ怖い
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『―ということで!』←TV




パリッ、



『たまに髪型を変えると、異性への良いアピールとなるようです!』



もしゃもしゃもしゃ…




今日は休日なので家で暇してる、
南沢篤志、南沢篤志でございます。



ちなみにポテチ食ってるぜ!





………にしても髪型、ねぇ…







オレは今がイケてるから髪型なんぞ変える必要ないな!



はっはー!!((ドヤァッ






×××翌日の朝練×××




倉「あ、南沢さん、おはようございます」



南「おぉ倉間ー、うーす……ッ!?」




髪型ッ!?



倉間の髪型がッ!?




ワックスでツンツンにッ!?




倉「……どうしたんすか、そんなに驚いて」



南「いや…なんでも…ねぇよ」



倉「えー??本当になんでもないっすかぁー??」



南「……なんでもねぇっつのに…(イラッ☆」




髪型が笑えるだけでなく、恐ろしく似合ってねぇ…




南「はぁ…で、なんなんだその頭」



倉「あっ髪型ですかぁー?これ実は2時間かけたんすよーかっこいくないすか?」



南「………あ……あぁ…」



倉「テレビでたまに髪型変えるといいって言ってたんですよー………これで南沢さんもオちますよね」



南「…残念ながらオちません」



倉「…………そっすか…」



南「ドンマイ」






×××





天「あーっ!京介ーっおっはよーっ!!」



剣「朝からうるっせぇな……はよ」



南「挨拶はするんだな一応…」



ていうか朝っぱらからイチャイチャすんなよ暑苦し…



天「ねぇねぇ京介っ!!」



剣「京介って呼ぶな」



天「あのね、オレ、今日いつもと違うところがあるんだ!!」



剣「え…どこだよ?」






天「へっへー…実は…髪型ですっ!!」




南「どこがだよッ!?」



いつも通りだよな天馬!?



いつも通り元気なチョココロネだよな!?



天「たまに髪型変えるといいってテレビで言ってた!!」



おまえもテレビか!!



剣「…なるほど、確かに違う」



南「なんで!?どこが!?」



ていうかなぜわかる!?



全然いつもと一緒だろ!!



剣「少しだけぐるぐるがいつもよりきつめだな」



わかんねぇぇぇぇ!!



天「当ったりー!!さっすが京ちゃん!!」



剣「なんだ京ちゃんって」



天「愛のおかげで京ちゃんは正解できました!いぇい!!」



剣「うるせぇしオレには愛なんて…」



南「いや…愛…、あると思うぞ…?」



剣「何故すか」



南「だってオレ、松風の違いわかんねぇもん」



剣「………」



天「やっぱ京ちゃん愛してくれてたんだねっ!!だいすk」



剣「やーめーろっ!ちょっとお前!」



南「え、オレ?」



剣「助けろよ先輩だろ!?」



南「………ごゆっくり」



剣「きさまぁぁぁぁぁぁっ」







×××







神「おはようございます南沢さん」



南「おう…なんだお前も髪型ちがうんだな」



神童はハーフアップだった



まともだな



今日はじめてまともなヤツに出会ったよ



神「あぁ…寝癖が酷かったので縛ってまとめました……変、ですか?」



南「変じゃないぞ…ただな、」



神「?」



南「お前の後ろにいる背後霊みたいなヤツは変だ」



神「え、誰ッ!?」



バッ



霧「オレだよっ☆」



神「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」



はいでました霧野ー



今日一番の変人ですね



しかもポニーテール



いやソレ女子の髪型だから



霧「なぁなぁ神童、昨日テレビでな、((以下略」



神「へ…へぇー…そうなんだ…」


南「ポニーテールとか馬鹿だろ」


霧「ホモヤローは黙っててください」



南「誰がホモヤローだ…」



お前もホモヤローだろが



霧「ていうか神童も髪型変えたってことは誰かにアピールしたかったんだよな!?」



神「いや、だから寝癖が…」



霧「もちろんオレにアピールしたかったんだよな!!」



神「だから寝ぐ…」



霧「オレは嬉しいよ…こんなに神童に愛されてるなんて…」



神「だから…」



霧「あぁ、オレ?オレはもちろん神童にアピールしたかったんだぜ!!」



お前のことなんて聞いてねぇけどな



ドヤ顔うぜぇな



ていうか神童も愛されてるな



神「オレ…は…」



霧「ん?」



神「ポニーテールもいいけど…やっぱいつもの霧野の方が好きだけどな…」



うわデレ発言きましたよ



霧「――〜〜〜っ!神童ッ!!」


ガバッ



神「うわちょ、やめ」



霧「オレはどんな神童もだいすきだからなっ!!」



南「おいホモヤロー暑苦しいから抱きつくのやめてやれよ」



霧「え〜?神童……イヤ?」



神「……っ…イ…」



霧「イ?」



神「イヤじゃ…な…い…から…」


霧「やっだーちょーかわいいよ神童ーっ!!ってことなんで南沢さん、なんかオレバーニングフェーズ入ったんで行ってきます」



神「ちょ、どこへ」



霧「行くよ神童!!」



神「どこへ…」



南「いってらっしゃい。ていうかもう戻ってくるな」







×××






………



オレも髪型変えてみようかな…






×××またまた翌日×××





南「おぅ倉間」



倉「あぁ南沢さん、おは……ッ!?」



南「……どうしたんだそんなに驚いて」



倉「あぁいや…なんでも、ねぇっす…よ」



南「ふっふ…さてはオレの髪型にときめいたな?」



倉「いや…ある意味ときめきましたが…」



円「おっ、南沢に倉間!!」



倉「あ、監督」



円「お?どうした南沢?」



南「何がですか?」



円「その髪型―」



南「?」



おぉ、監督までかっこいいと思ってくれたのか



オレってばカリスマだな…



やっぱオレイケて…



円「むかしのジャ●ーズみたいだなっ!」






南「え゛」





倉「…やっぱ…そう思います?」



南「倉間まで…」



円「なんかこう…カール具合がむかしの…あれ、南沢?」



南「なっ…!泣いてなんかないんだからなっ!!」



倉「www」



円「www」



南「くっそ…」





覚えてろよ!!



次はすっげぇかっこいい髪型にしてやるんだからなっ!



首洗って待っとけばか!!






あー



ほんとマジで







"テレビ怖い"









===END===

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