赤僕連載

□第2話
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「きゃっきゃっ」


赤ちゃんは私の腕の中で嬉しそうにはしゃいでいる。

人見知りしない子もまた珍しい…。


でも、小学生の男の子はまだ下をうつむいたまま。


『あ、ねぇ、名前なんて言うの??』

「…僕?」

『うん。』

「…榎木拓也です」

『この子は??』

「実」


『へぇー。拓也くんと実くんかぁ…』



私はふと考える素振りをみせてから




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