テニプリ短編

□目を離した瞬間に
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「ぐーぐー」


今日も今日とて裏庭で眠りこける私の恋人、慈郎。
あまりにも気持ちよさそうに眠る彼を起こすことなんて出来なくて、跡部くんに連れてきてくれなんて頼まれたけど・・・
ごめん、その願いは叶えられそうにないよ跡部くん。


「ぐーぐー・・・ぐごっ!・・・ぐー」
『ふっ・・・』


なんだこの生き物はwww可愛いにも程があるでしょうにww


『じろー・・・、じろーくーん』
「ぐー」


・・・でも通常だったら今は部活がある時間であって・・・、起こさなきゃならないと言うことに私は小さくため息を付き、仕方なく慈郎の肩を揺さぶりはじめた。


『慈郎・・・?ねぇ慈郎ってばー』
「ぐーぐー」


いくら強く揺さぶっても一向に起きようとしない恋人。
というか起こす起こさない以前に、こいつは絶対起きないよ、それを一番よく知ってるの跡部くんじゃん!!!


『うーん、だめだ。樺地くんに頼もう』


もういつものごとく樺地くんに連れてきてもらったほうが早いと思った私は
部活中であろうテニスコートへと向かうことにして、慈郎の頭を軽く叩いてから立ち上がった。


しかし、この瞬間を狙っていた女の子たちがいた。

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