Unusual
□三
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三
「はぁ…」
『なんだよ、松宮。溜め息なんかついて』
「いや、明日から旅行行くんだよ。」
『旅行?誰と。』
「俺一人。」
『寂しいな、男一人とか。』
「うるせえよ。」
笑いながら話して講堂を出る。
軽快な音楽がケータイから流れる。
《よしくーん(>_<)
聞いてぇー!
アイツとまたケンカしちゃったんだぁ…
次はいつ会える日あるかなぁ?》
「………クス。えー、と」
ポチポチ…
《ごめん!m(_ _)m
最近、卒論とかで忙しいんだわ。
再来週なら
なんとか時間創れるかも…?
俺も会いたいよー(;д;)》
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