言葉

□恋〜過去〜(1)
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『ほはば』

君はいつも
僕のななめ後ろを歩く
僕はいつも
君の視線を感じながら歩く
視界の中にいない君に
ちょっとだけ寂しくなる
僕の中にいてほしくて
僕はすぐ君のことをさがしてしまうんだ
こんな僕に気づいて
そっと手をつないでほしくて

君はときどき
僕のななめ前をを歩く
僕はときどき
君の後ろ姿を見ながら歩く
視界の中にいる君に
ちょっとだけ切なくなる
僕の中から消えてほしくなくて
僕はつい立ち止まってしまうんだ
こんな僕に気づいて
振り返って待っていてほしくて

いつもとなりを歩いて
ほしいわけじゃないんだ
僕の一歩が
君の二歩だとしても
僕のほはばと
君のほはば
二人で合わせて
歩いていけたらいいね

2004.2.8



歩幅って人それぞれ違うじゃん。
誰かと歩く時は、歩幅は違くても自然とぺースは合ったり合わなかったり。
逆に意識的に合わせてみたり合わせてくれたり。


そんな「ほはば」っていう響きがウチは好きだ。


実際に歩く時もそぉだけど、気持ちや進んでいく時間のペースってのはお互いの幅の違う ほはば をうまく合わせて歩いていかないとやっぱ距離ができちゃうもんなんじゃないかなぁ。


その頃付き合ってた彼女と歩く時は、だいたいそんな事考えずに歩けた。でもたまぁに生じるぺースのズレから感じた気持ちを、二人の関係と「ほはば」って言葉にカケて作ってみたやつです。

 

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