Mermaid
━忘れないで━




海波「……あれ?」

璃架「あら……」

萌絵「うえええええ!?」





Mermaidが

この世から

ログアウトしました。





璃架「またちっとも更新しなくなったと思えば……本当なんなのかしら私達の作者? 大体『ログアウトしました』ってウケでも狙ってるのかしら? これっぽっちも笑いなんて込み上げて来ないのだけれど?」


海波「り、璃架、落ち着こ? あのね、えーと、間違えて消しちゃったんだって、間違いは誰にでもあるからしょうがないよ……ね?」


萌絵「あ……ぁぁぁ……アタシの原稿うううう! あと送るだけだったのに……!」


璃架「……そういえば私も、あとは依頼主に確認取るだけだったのよね? あの刺繍、一週間もかけたのよね……誰が責任取るのかしら? あぁ、そう、そうね? ここの管理人が死んでくれるのかしら? むしろ死ぬべきよね? 可愛い我が子にこんな孤独と不安を抱かせて……」


海波「え、えと……でもあれだよ、なんとかなるよっ!」


萌絵「あははこんな状態で海波が相変わらずのほほんとしてられるのは馬鹿だからか、馬鹿だからだな」


璃架「そういう点では尊敬するわ、その天然さ加減。 海波、いい? 今までの物語が全部消えたのよ? 分かるかしら……私たちはまたあの茶番のように下らなくて長い入学式からやり直さなきゃいけないのよ?」


海波「うんっ、楽しみだね」


萌絵「……え、なにこれ? アタシ? アタシがおかしいの?」


璃架「違うわ萌絵、今回に限ってはあなたは珍しくまともよ、海波がおかしいのよ」


萌絵「そっすよね!!!!」


海波「でもでもでも……! 海波信じてるんだもん。 ちゃんとこのお話完結する日がちゃんと来るって……」


璃架「……そうよね、私達が生み出されてもうすぐ3年経つんだものね、今じゃこの通りそれぞれのキャラもしっかり固まっているし」


萌絵「あ〜、そうえば一番最初の奴なんて酷かったよね、今見返すとアンタ誰だァァァ!? って感じだし」


璃架「あら、萌絵はそんなに変わってないんじゃないかしら? 初めから騒がしかったしうるさかったわよ」


萌絵「え、それ、アタシうるさいとしか言われて無い様に聞こえるのは――」


璃架「ウフフ、野暮なことは一々聞かないでくれるかしら?」


萌絵「……イエッサー」


海波「でも3年てあっという間だよね、えへへ、なんか得した気分」


璃架「あら、このしょうも無い3年間にの一体どこに特なんてあったかしら?」


海波「だって、海波たち、まだ高校生でいられるんだよ? まだ離れ離れにならずに済むんだもんっ♪ これってすごいお得だと思うのっ」


萌絵「あ、そういやそうか」


海波「ね?」


璃架「また海波はほんとに……」


海波「えへへ、これからもよろしくねっ」


萌絵「っ!? な、なんか面と向かって改めていわれると照れるな///」


璃架「まぁ、物語の大筋は変わらないにしても、あの気まぐれな管理人のことだからどうせちょこまか面倒な設定入れてくるでしょうし、私達が結束してないと駄目よね、特に馬鹿な男共相手には気をつけないと」


海波「うんっ! 頑張ろうねっ!」


萌絵「今度こそ海波に変な虫はつけん! 付けんぞぉぉぉぉぉぉお!!!!」


海波「……虫?」










一難さってまた一難。
そんな進み方をするMermaidですが、初見の方、以前お目にしたことある方問わず楽しく、そしてcrazy for YOUとはまた違った胸きゅんを描けるように(爆)がんばるおっおっ((ry


ご意見ご感想お待ちしてますっ



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