自由な短編集
□魔法少女達の憂鬱
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社長室にあるようなイスに座る青年に、スポットライトが灯る。
「バレンタインとかで浮かれてる奴ら、全員死刑。
大体何だよ、バレンタイン?んなもんチ○ルチョコとか作ってる明○製菓の設け話じゃねーか。
管理局内でも独身局員共が騒いでるよ、『俺チョコ一個ー!』とか『甘いな、僕は二個!ママとばぁばからさ』とか。
もうウンザリなんだよ!!そんなアウストラロピテクスとカカオが出てきた頃のような創世記から代々続いてくるような話は!!
とにかく!!今年からチョコをあげた奴と貰った奴は死刑な!!ファイナルアンサー!?」
ちなみにこの部屋にいる人間は一人じゃない。
「ファイナルアンサー!」
クロノ・ハラオウンがいた。
「ファイナルアンサーじゃねぇェェェ!!
何だ!!何だよ、コレ!!何の仕打ちだァァァ!?」
「僕らは、チョコのかわりに書類なのか!?チョコを貰える世界にファイナルアンサー!」
ここは俺の家の書斎。
当然、狭い。
「チクショー!!やってられっかー!!」
部屋から飛び出る。