小説
□キミとの距離
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今日はあいにくの雨だ。
僕は毎日楽しみにしている
名無しさんさんとの
いや
名無しさんとの朝稽古が
できなかったことに、少し
苛立っている。
くそ、雨のやつめ。
僕の大切な時間を奪うつもりか。
そんな気持ちを切り替える
べく、僕は自室で仕事を
し始めた。
彼女の部屋と僕の
部屋とは襖がしきってあ
るだけであるから、隣で
何をしているのか、音で
だいたいわかってしまう。
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