FAMILY

□01.親父の首、取るんでしょ?
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白ひげの船には数人の女がいた。

ジンベエとの激戦を終えて漸く白ひげとの対峙を許されたものの、結果は惨敗。

目を覚ました時、目の前にいたのはナース服に身を包んだ女達で、白ひげの船はもう出港していたんだからたまったものではない。


だがその後、俺は毎日のようにナースの世話になることとなった。


何度も何度も白ひげに立ち向かい、その度に返り討ちにされた。

そして決まってナースが手当てに現れる。

その繰り返し。


俺が白ひげに襲い掛かることも、返り討ちにされることも、ナースの手当てを受けることも…

全てがクルー達にとって『見慣れた光景』となった頃、この船にナース以外にも女がいることを知った。


何度か顔を合わせたものの言葉を交さないまま時間だけが経ち、初めて声を聞いたのは俺が白ひげの一員になる決意を固める少し前のことだった。





 
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