ロジパラEXT

□Old Garden
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[ソレは勘弁願いたい〜辛さ二倍版]





『───と、言う訳だから。今すぐ俺と乱交三昧しようじゃないか、ロキ君!! 此処には椅子もあるし、美味しそうなものも沢山ある!!乱交フラグの条件は揃ってる!!』





『おい、風船まんじゅう。居るんだろう?ちょっと出て来なさい』




『あうあうー、此処にいるぞ。風船まんじゅうじゃないけど。何だ?お呼びかー、ロキ?』




『君の主は何を言ってるんだ?俺には遂に彼の言語が理解出来なくなったようだ。通訳を頼む』



『大丈夫だ、ロキ。俺もわからん』




『そうか、じゃあ。放っておこう』



『それが無難だぞー。王様は時々、訳判らん事言うからなー』



『普通に無視すんじゃねえええ!!』



『なんだ、煩いよ。タナトス。今何時だと思ってるんだ? 他人様の迷惑を考えろ。俺は大事な調べ事をしてる最中なんだよ、それをいきなりやって来て『と言う訳だから、乱交しよう』なんてどーゆー訳だい?脈絡も常識も品格もあったものじゃない。君の場合、まずは主語述語から勉強したらいい。そんなに頭が悪いのならね。もし、そのトチ狂った行動の全てが暇を持て余してるが故だと言うなら何処か遠くの山で散歩でもしてきたらいい。心が洗われるよ。ああ、海でもいいな。遠くの海で泳いできたらどうだい?きっとその沸いた頭も少し冷えると思うよ?』




『つまり、何処でもいいから今すぐどっか遠くに行けって言ってんじゃねえか!!』




『すまないね、頭の悪い奴とはあまり話したくないものだから。目障りだなって』




『真顔で何言ってるの、この人は!!』




『君に冗談を投げ掛ける程、俺は暇じゃないんだ』



『俺だってそんなに暇じゃないよ!!ただ君に会うために時間を割いて───』



『そうか、じゃあ二度と来なくていいから、仕事を頑張りなさい。馬鹿でも与えられた仕事ぐらいは、こなせるだろ?』



『なんか応援してるようで、 バカにしてやがる!!』




『だって、君。普通に頭おかしいだろ?』




『普通にって何だよ!!』



『王様、仕方ない。今回は仕方ないぞ。のっけから俺にも、意味が判らなかった』





『判らなかったらまず聞けよ!』




『聞くような話しでもないかなって。ねえ? なんか酔っ払ってるみたいだしさ』



『おうおう、あんまりな、いい話じゃない気がした』




『ふふふ、俺はね!気付いたんだよ、ロキ君!』




『聞いてもいないのに説明始めちゃうんだねぇ』




『今回のエロサマーシリーズには必ず椅子が出て来る。椅子と夜のシチュエーション、あとは夏の暑さ。これが揃ってるとエロサマーになるらしい』



『で?』



『今、時間は?』



『深夜二時』



『ロキ君が座ってるのは?』



『ロッキングチェア』



『現在の気温』



『28度』



『ほら、エロサマーだ!!』



『こじつけもいい所だぞ、王様!!』




『さあ、だからロキ君、俺とギチョギチョのネチャネチャのグチャグチャなエロいことをしよう!! とっても気持ちよくしてあげるから!!』






『んーと。あれ何処にあったかな?』



『なんだ?何かお探しか、ロキ?』



『ゼノ君。そっちの棚の引き出しに赤いビンが入ってなかったか見てくれないか』



『おうよー、どれどれ』




『ハアハアハアハア、さあー、ロキ君、俺と目眩く官能の世界に!!ロキ君なら抱いても抱かれても・・・いや、それより、君のイク所が───』





『お!あったぞ。ロキ、これかー?』



『ああ、そうだ。ありがとう。よし、それじゃあタナトス。しっかり眼を開けて、こっち向いて』




『へ?』




─────────────ぶしゅううう





『▲◇□△▼*@!?@~・…\☆!!?』




『王様!!?』




『護身用ハバネロスプレー。ジョロキア成分配合。面白いからミズガルズで以前に購入したんだけど、なかなか使い道が無くてね。今日漸く日の目を見た』




『がはっ、げほっ、ぐはっ・・・・いってぇええええ、げほっ、げほっ、め、眼があああああっー!!』




『しかし。これはなかなかの効き目だな。一瞬でタナトスを行動不能にするなんて。ヨルムンにも持たせておこう、悪い犬が近寄らないように』




『痛いよう、痛いよぉおおー!!眼が痛いよー、ゼノー!!』




『王様、洗い流すんだ!!すぐに水で洗い流すんだ!!』




『ほら、やっぱり海に行っておいで。丁度良かったじゃないか、暇も潰せるし、洗い流せるし一石二鳥だよ。何なら、浮き輪もプレゼントするから、これで何処までも泳いで来るといい。バカンスだよ、バカンス。海は広いから、きっと楽しいハズさ。ああ、無論。暫く戻って来なくていいよ。君にも休暇は必要だろ?』




『ロキ、鬼だな。俺には帰ってくるなと聞こえる・・・』




『うぐぐぐぐ、がはっ、覚えてろよ、ロキ君!! げほっ、がはっ、ごほっ今度は絶対、みんなをげほっ、げほっ、交え、て、ゲフンッら、乱交するからな!!君の純、潔は・・・ぜぇぜぇぜぇぜぇがはっ、お、お、俺のものだ!!』




『煩いな』




──────ぶしゅううう





『ぎゃああああっ』



『きゃあああ、王様が白目ー!!』





『サリエル。彼らを何処か遠くの海へ』




『ちょ、ロキ。俺もか!?俺もなのかー!?』




『俺から言わせてもらえば。使い魔も同罪だよ』




『あーれーっ!!!!』





────────しーん。





『──やっと静かになった。大体こんな時間にやってきてエロエロ騒ぎ立てるなんて。非常識にも程があるよ、まったく』





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