別世界の扉 BASARAもの

□御伽噺 de 戦国BASARA ベース「赤頭巾」▲■
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色々と問題や矛盾は沢山ありますが、毎度サナダテ風味のギャグだと思ってスルー推奨です(笑)



御伽噺 de 戦国BASARA ベース『赤頭巾』


ある所に赤い頭巾…ではなく、赤備えのとても似合う真田幸村と言う、見目爽やか中身熱血の青年がいました。
緑輝く晴れた日に、幸村はお母さん…ではなく、佐助にお使いを頼まれました。

「真田の旦那。大将のところに書状…」
「何!!お館様の!?お館様の為ならば何処へなりとも参上仕るぁ!!」

幸村の余りのテンションの高さに佐助はちょっと引き気味で苦笑いで続けます。

「いや、そんな大層なアレじゃないんだけど…取り敢えずこの一件は旦那が持って来いって大将が…」
「今すぐに行きますぞ!!お館さぶあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

拝命を受けた大層なアレ…森の中に住むお婆さんに葡萄酒…ではなく、織田包囲網を布く為に信玄公が各国へ認めた書状の返答。

―――本当は結構大層なんじゃない?と言うのは横に置いておいて。

「ぅお館様あぁぁぁ!!!この幸村、お館様の書状、しかと届けに参りますぁあぁぁぁぁぁ!!!!」
大好きなお婆さん…もとい、お館様の許へ幸村は張り切って出かけました。



空は晴れ、風も心地よく。
そよぐ緑に目を楽しませながら、幸村はどんどん森を進んでいきました。

暫く行くと、綺麗な水を湛えた湖の畔に出ました。
少し休もうと竹筒に水を汲み、気配を消して木陰で休んでいると目の前を蒼い何かが通りました。
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