SSA

□photograph
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「・・・うっ」

涙目の綱吉にリボーン先生は仕方ねぇなぁと呆れた目を向けた。
そして条件を飲めばくれてやると言えば綱吉はキラキラとした目を向けて何々?とせまった。

「週末にボス修行の山籠もりIN並盛山♪だぞ」

それからアレもコレもとここぞとばかりに条件を並べる先生にコンニャロとくるものがあるが一言も反論することなく大きく頷いた。



−−−−−−−−−−−


(へへっ)

傷だらけだが幸せそうにニコニコと自分の生徒手帳を眺めてそっと大事そうに撫でる綱吉に山本と獄寺は不思議そうな顔をして問いかけた。

一体なんなんだ?

「ん?大事なもの・・」
「生徒手帳が?」

二人が首を傾げるのでウフフと愛らしく笑った後あのねと続けた。

「リボーンにね写真を貰ったの」
「「・・・」」

綱吉の表情からしてそれは・・

(好きな人のか・・・)

知りたい、しかし知りたくない。
微妙な気持ちで二人は幸せそうな綱吉を眺めるのであった。


−−−−−−−−−−


並中で騒動を起こせば十中八九間違いなく雲雀が出てくる。
それは誰もが知り知っていて当然の暗黙の了解。
雲雀の気が済むまで秩序の名の元、咬み殺されるのだ。


「・・・」
「す、すいません」

今日も今日とてリボーンと学校に乗り込んできたランボの争いに巻き込まれて騒ぎを起こしてしまった綱吉は雲雀を前にひたすら頭を垂れる。

(ううぅ〜リボーンのヤツ!)

リボーンとランボは騒ぎを起こすだけ起こした後どこかへ消えて、ここには雲雀と綱吉しかいなかった。

ジッと見つめる雲雀の視線が痛い。
雲雀の右手がシュッと素早く動き綱吉は襲い来るであろうトンファーの痛みに目をギュッとつぶった。
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