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□夏の終わりに
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*とある芸人さんがテレビで言ったのをヒバリさんに言わせてみた





「暑い〜なんでこんなに暑いんだろ〜」

ウダウダとソファの上で転がりながらだらけきる綱吉はワイシャツの首元をパタパタと引っ張りなんとか涼を取ろうとしていた。

それを横目に雲雀はきちんとした服装を崩しもせずに書類をめくり一言。

「残暑ざんしょ」

綱吉は瞬間、手が止まった。

(残暑ざんしょ・・ざんしょ、ざんしょ?)

まさかの親父ギャグ・・

綱吉の脳裏には自分の飲んだくれのクソオヤジがガハガハと笑いながらしょっちゅう言う親父ギャグをわめき散らすシーンが浮かんでいた。


「綱吉?聞こえなかった?ざん・・」
「ちょっ!!」

もういいから、やめて〜と半泣きで飛びかからんばかりに起き上がり雲雀に向かう綱吉に雲雀は小首を傾げる。

「ヒバリさん!自分のキャラ考えてください!」
「あいにく僕はいつでも自分の好きなキャラだよ」



夏の終わりなはずなのに・・心は一気に秋を通り越して冬に向かいそうな綱吉であった。

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