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□お願いダーリン
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「なんていうか、ヒバリさんらしくない?」
「何それ」

雲雀の城である応接室にて午後のお茶をまったりと楽しむことができるのは主である雲雀と何故か雲雀になついてしまった綱吉。

最初は無理やり拉致って嫌がる綱吉をなだめすかしてお茶をしていたのだが、綱吉もここに来れば美味しいお菓子もお茶も与えられ別段怖いこともないと理解した時から気を許し寛ぐようになったのだ。

そんな雲雀と綱吉がお茶しながら話している内容はといえば・・恋愛相談。

雲雀いわく非常に可愛い愛らしい臆病な小動物に惚れてしまったのだがどうしていいか分からない。
相手に自分を好きになってもらうにはどうしたものかという相談だ。

「だってヒバリさんなら無理やりだって手に入れそうでしょ?」
「君は人のことをなんだと思ってるのさ」

それに好きになって欲しいって言ったでしょ!

あぁそうでしたねとう〜んと首をひねる綱吉を目を細めて見る雲雀の視線は暖かい。

(僕が好きなのは君なんだけど・・)

嫌われてないのはわかるけど好きというわけでもないだろう、だから言えないんだよねと心中で思い一つため息をついた。



(オレならあんな顔させないのに・・)

ヒバリさんに好きな人ができるなんて意外だった。
恋愛に興味がなさそうな彼に少しづつ近づいてオレに興味を向けてもらおうと思っていたのにとこちらも内心考えため息一つ。





((あぁ、好きになってくれないかな?))

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