SSA

□人の恋路を邪魔する・・馬?
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「恭弥は俺に任せろ」

ニッと男くさい笑みを浮かべ綱吉に笑いかけるのは兄弟子のディーノ。
優しくて人懐っこくてカッコイイ兄弟子。

「で、でも・・」
「いいから、いいから〜」

笑って、あのじゃじゃ馬の相手が出来るのは俺だけだという兄弟子に綱吉は胸の辺りがムカムカとして首を捻った。

(・・お菓子の食べすぎかなぁ?)

右手でギュッと左胸の辺りを掴んで俯いているとディーノがどうした?と聞いてきた。

「なんかムカムカして・・食べすぎかも?」
「そっかあ〜薬、飲むか?」

いえ、大丈夫ですとヘラっとした笑いを浮かべるとディーノはいつものように綱吉の頭を優しく撫でクシャリと髪をかきまぜた。

そんな二人の様子を師匠であるリボーンは円らな瞳を若干細めて誰にも分からないくらいくらいに口角を上げ笑う。

(ダメツナめっ!)

まぁいつか自分で気が付いた時に恥ずかしい思い出として笑ってやろうと心に留め出掛けるぞと立ち上がった。
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