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□続.草壁哲也の〇〇な日常
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「なんだ恭弥もいないのか」
「はぁ」

応接室にノックもなしに入り込むのは最近仲良く(?)している六道骸と跳ね馬ことディーノ。

「綱吉君は修学旅行だと聞いていますが?」
「・・雲雀もです」

二人が同じ方向に首を傾げる。

「恭弥は3年生だろ?」
「・・はい」
「並中は2年生で修学旅行を行うと聞いていますが・・」
「・・ええ」
「「どうして修学旅行??」」

不思議顔の二人俺は苦笑いと、ともに長いため息をついた。

−−−−−−−−−−

我が主、雲雀恭弥は並盛界隈で知らない人はまずいない有名人である。

並盛の秩序、最強で最凶な風紀委員長。
群れを嫌い刃向かうものは愛器で咬み殺す。
血も涙もない極悪非道な中学生。

そんな彼に男惚れして一生ついて行く決意をした。
したんだが・・


「沢田・・頼む」
「・・またですか?」

最近出来た雲雀曰く最愛にして最高の恋人。
俺にとっては日常における救世主。

「今回は・・」
「すまん、わからん」

あっ、やっぱりと苦笑いの沢田をに謝りつつ応接室に連れて行った。

「ヒバリさ〜ん、入りますよ〜」

ここから先は沢田に丸投げだ。
心中申し訳なく思いつつもホッと一息ついてその場を後にした。



−−−−−−−−−−


「今日はもう仕事しない」

ピョイとペンを放り投げてソファに寝転ぶのは気まぐれな彼にはよくあることだ。
だがその際の寝転び方によって主の心中を察しなければならない。

この場合は・・ソファの背もたれに顔を向けて・・ふて寝だ。

何があったんだろう?
書類は・・急ぎのモノがあるはずだ。

しかし自分では口を出すことも、ましてや何とかすることもできやしない。
(声をかけただけでトンファーの餌食だろう)

無言で頭を下げて応接室を後にすると俺は急いで2年生の教室に向かって歩を進めた。
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