SSA

□キラキラ☆きらめきサマー
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(何処へ行った?)

応接室を出て綱吉が向かった方向を向けば廊下の曲がり角から柔らかなタンポポ髪がチョッコリはみ出していた。


「・・綱吉」
「・・キライにならないで」

うずくまり抱えた膝の間に顔を埋めたまま小さな声が『ごめんなさい』
『キライにならないで』
と繰り返す。

「・・オレみんなと遊んで寂しいの我慢しようと思ったんです」

お仕事、大事ですもんね。ワガママ言ってごめんなさい。

クスンと鼻を鳴らす愛しい子供に雲雀は膝をつき腕の中に捕らえた。

「ごめんね」

今、仕事を片付ければ後半は休みがとれるから。

「君とたくさん過ごしたい」

その為に今がんばってたんだ。

その言葉に綱吉はビックリして目を見開く。
零れてしまうよと、クスリと笑う雲雀に思わず抱き着いて

「待ってます!」

と今が盛りのヒマワリの様に元気いっぱいの笑顔を浮かべるのでした。





「って言うか君、後半までに宿題片付けちゃいな」
「あっ〜と、ど、努力しまぁ〜す?」
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