White Room

□兄弟
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いつものメンバー。
いつものカフェ。
いつもと変わらないある日の午後。


『今日弟が来る』

「へ〜、碧って弟いたんだ?」

4人掛けのテーブルの碧の前にはいつも蓮が持ち歩いているレポート用紙。

「俺的には妹の方がいいなぁ〜」

「明煩い。弟は年いくつ?僕より上?」

ヘラヘラと笑いながら口を挟む明を抑止して瑠惟が目を輝かせる。

『残念ながら年上、16』

「なぁんだ、年上か…。じゃあやっぱり身長も…」

『多分165くらい』

「だよねー…」

あからさまに肩を落とす瑠惟。
一番年下で身長も小さいというのが彼に取ってはコンプレックスだった。

「碧?どうした?」

蓮が穏やかな口調で言う。
先程から碧の様子がおかしい。
いつもより文字は雑だし、眉間に皺を寄せている。




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