●小説●
□甘過ぎる甘さ…(ヒロ風)
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チラッとヒロトの方を見ると…耳まで真っ赤にして,大きなネコ目をさらに大きくしていた。
風『…え……ヒロ……ンむッ!!』
俺はグイッと引き寄せられ,いきなりの激しいディープキス。さっきのキスも激しかったけど,今のはその倍以上。ヒロトの舌が俺の舌を求め絡んでくる。ほんの少しの息継ぎさえ許さなかった。
───チュウ─ピチュ────
ヒロトがわざとらしく厭らしい音を立て,俺の唇を強く吸う。何度も。何度も。
──ヒロトが俺を求めてくる─
─5分くらいたってようやく口を離してくれた。
風『ぷはっ………ハァ……ハッ…ヒロト………なげぇよ……//……』
俺は肩で息つぎをする。
ヒロ『か……ッ………風丸くんが………今日はしないって……言うから……が…我慢して手加減してたのに………あんな可愛い顔で…あんなこと言われたら………僕…ッ…』
下を向き真っ赤になり,いつもの余裕のないヒロト。
余裕のないヒロトの表情。余裕のないヒロトの言葉。
─────可愛い。愛しい。
胸の奥の方がキュンとなるのが分かった。
風『………ヒロト……………かわいい……』
俺はヒロトの頭を優しく優しく撫でる。
ヒロ『……////かっ風丸くんの方が可愛いよ……///』
風『……よ…余裕のないヒロト…好きかも///……』
フフッと優しく笑ってみせた。それがヒロトの起爆剤となってしまった。
ヒロ『───…ッもう限界…ッ』
ヒロトが俺をベットに押し倒す。
風『……えっ//』
ヒロ『今日は帰らせないからね』
─────ドキンッ
風『まままっ………待った…』
ヒロ『聞かない…ッ…』
ヒロトは俺の手首に優しく口付けを落とした。
ヒロ『──好きだよ』
風『………ん』
────────────
風『……ッ……やッ……やァ……だめッ……抜い…ッ』
ヒロ『聞かないってば』
風『〜〜ッ///』
ヒロ『可愛いよ…………もっともっと見せて??……僕だけが知ってる顔………』
風『ァ………ん…ッ』
俺は激しい快楽に陥り頭が真っ白になる。何も,何も考えられない。目の前にいる,ヒロトのことしか考えられない。
───────!!!!
風『!!何ッ?……か…身体が……ッ』
ヒロ『…ハァ……イって良いよ』
風『んッあぁ……あっ…あぁ…』
────────────
ヒロ『ネェ…さっき背中にかいた言葉…ホントに分かんないの??』
風『……知らねぇよッ////く…くすぐったくてそれどころじゃなかった///』
ヒロ『気持ちイイのまちがいじゃない??』
ドカッ────
たった五文字さえ分からないなんてね。
───あいしてる─────
ヒロトw
甘いよ甘いよ
風丸ww