●小説●

□部室の中で……▼緑風△
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小説です∩∀∩R‐15






―――夕方――――

薄暗くなってきた 冬の夜───

風『何で今日にかぎってッ……』




おれは雷門中部室に向かって足を走らせている。今日は一段と寒い。




風『あれ‐?…ここじゃなかったかなぁ?』


おれは部室の中を隅々まで探す。


風『(くっそ‐‐ッ,あれ誰かに見られたらッ汗)』


顔がみるみる熱くなっているのがわかる。

風『〜〜〜〜〜///』




風丸は今手帳を探している。ただの手帳ではない。風丸はいつもその手帳に大好きな緑川の写真(隠し撮り←)をはさんでいた。



風『あんなの緑川に見られたらッ――//』


緑『こんなとこでなぁにして―んの風丸


風『ぎゃ‐‐‐?!!でた――――!!!!泣』


緑『でたってなんだよぅ(泣)風丸ひどぉい』

おれは抱きついてくる緑川を押し退けた。


風『ていうか…ッ何でここに……ッ?』


緑『え‐‐?散歩。』


風『はっ…?』


緑『…ッてのは口実で〜』

緑川はジャージのポケットから何かを出す。それを見た瞬間風丸の顔がボンッと赤くなる。

緑『風丸の手帳
風『おッ…おま……それどこにッ……ていうか,な,中みたか?』
───ドクンッ
緑『ふふっ♪』
風『〜〜〜〜/////(こいつ絶対見やがった)』

風丸は穴があったら入りたい状況だった。(むしろ箱でもいいっつの//)←

緑『ね〜★単刀直入にいうけどさ〜風丸のすきなひとって誰なん?♪』

風『///』
ずるい… 緑川はいつもずるい…。知ってて聞いてくるなんて。

緑『ネェ?…風丸…』


だんだん迫ってくる緑川に風丸もあとずさりした。気が付いたときにはもう後ろにはかべがあった。
風丸は緑川に優しくおさえつけられる。

緑『おれのこと……好き………?』

風『おっお前なんか嫌ッ…?!!…やッ……』

答えようとした瞬間,緑川はおれの耳に唇をあてた。

風『ちょ……まって……耳は本ッ…当に勘弁……』

緑『へぇ……耳。弱いんだね(黒笑)』
(ペロッ………チュ…)
緑『ね…おれのことすき?』

風『……っ…///』

まっすぐに見つめる黒い瞳はおれをごまかせなくする。
緑『好き…?』
―――追いつめないでよ。

風丸『す…す…好きだ//ばぁか///』



緑『おれも。』


そういうと彼はキスをしてきた。触れるだけの優しい,でもとろけるような…そんなかんじの。

──今 ならもっと素直に言える気がする─

おれは真っ直ぐ彼をみる。

風『緑川……大好きだよ…//ずっと前から…』


風丸はいままでにないような優しく,まるで天使のような笑みをみせた。

緑『(や//やばい)』

──ガバッ
緑川は風丸を強く強く抱き締める。
風『ちょ//緑川//』



緑『お,おれ……ッ………もうッ』
───ドクン
風『(―――!まずいッ!)』


逃げようと思った時にはすでにもうキスをされていた。

風『……ッん……ふ…ぁ……ッ』

緑川の舌がおれの口の中を支配する。
さっきより激しく。深く。

風『─〜〜〜///』
───く…苦しい。

ドンドンと緑川の胸を叩いた。
やっと解放してくれた。


風『……ぷは…ッ……苦しい…よ//緑川ぁ…』

風丸は大きな優しいブラウンの瞳を潤ませる。生理的な涙がこぼれ落ちる―。

緑『その声…その瞳。誘ってるようにしかおもわないんだけど……』

風『ち//違ッ//……あッ…やぁ……』
緑川は風丸の首に吸い付く。風丸を求めるかのように―。

───チュッ─チュクッ

風『ん………はぁ…』

緑『おれのっていうしるしだよ………』

緑川は何ヵ所所も愛の印をつける。誰にもとられないように─。



緑『ねえ』

緑川は顔を近づける。
緑『─しよ?』

風『〜〜〜!!!!???〜〜む…無理だってッ!…なんかここメチャクチャ寒いしッ…あと…!』
緑『んなモンおれがすぐにあつくしてやるよ…(ニヤ)』

風『ひッ…人!!………人来たらやだし!』

緑『声。抑えといてよ……(クスッ)───────もうお前が欲しい…』



──ドクン

耳元で囁く─。低く響く緑川の甘い声。
身体が不意に熱くなる。


目線があうたび,黒く澄んだ瞳に吸い込まれそうになり,ギュッと瞳をつむる。


緑川は上着に手を入れてくる。
風『ひやぁ…冷たいよ…ッ』


緑『身体……熱いね………(クス』



緑川は慣れた手つきで風丸の身体を弄ぶ。
白い肌を滑る手が,指が風丸を絶頂へと追い込む。


──いつの間にか月の光が淫らな二人を照らしていた─
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