その他

□眠り姫に口付けを…
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レベル5のエレクトロマスターの私と佐天さん。

佐天さんは無能力者で。

彼女はそのことをずっと気にしていて、憧れもあったんだと思う。そしてレベル上級者の私とジャッジメントとして活躍している友人達。

きっと劣等感もあったのだろう。

私がもっと早く佐天さんに気付いてあげれば…こんなことにならなかったんじゃないかって。

私はそっと佐天さんの白い頬に手を添えた。

「ごめんね…佐天さん」

気付いてあげれなくて…

「相談したかったんだよね」

私に…それなのに…

私が後悔しても佐天さんは目を覚まさない。

どうやったら眠り姫が目覚めるのか誰か教えてほしい。

「キス?」

おとぎ話の話。

キスなんかで目覚めるわけがない。

そう思っていても、身体は別で。

私は佐天さんの綺麗な唇にそっと唇を重ねた。

軽く触れるだけのキス。

触れた唇が余りにも柔らかくて、私はそっと自分の唇を触った。

「目覚めるわけがないのにね…」

でも、待ってて。

佐天さんは絶対私が助けるから。

そして、私は病院を出た。

佐天さんを救うために…

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