けいおん!!!!
□ゲーム
1ページ/1ページ
「ゲームしませんか?」
それからというもの。
私と憂ちゃんはゲーム仲間で、99戦99敗。憂ちゃん強過ぎだろ、マジで…。
ぱよえーん
ぱよえーん
「よっしゃあー」
「あ、負けた」
「ふふん♪どうだー」
「仕方ないですね」
「よっし、ちゅーさせてよ」
「そんなんでいいんですか?」
「うっ…」
そう、私は憂ちゃんとちゅーをするために対戦していた。
「ちゅーさせろちゅー!」
「はいはい」
憂ちゃんがゆっくりと瞼を閉じる。うわっ、睫毛なげぇ。しかもこのキス顔ヤバい…めちゃ可愛い。
うわっー、めちゃドキドキして来た。沈まれ私の心臓。
今にも張り裂けそうな私の心臓。一回深呼吸をして、そっと憂ちゃんの顔に手を添えて…
「ただいまぁー」
「わああぁー」
タイミングよく、お遣いに行っていった唯が帰って来た。
「残念、お預けですね」
「う、うん…」
「何の話?」
クスッと悪戯っぽく微笑む憂ちゃんと首を傾げる唯。
「また勝たなきゃいけないのかぁ〜」
「ふふっ」
「だから何の話ー?」
「うるせえぇー」
「な、なぜ!?」
何知らぬ顔で邪魔した唯にチョークをかけてやった。
今度は
絶対勝つから。
手抜きなんてすんなよ?
憂ちゃんの唇は私のだー!!