けいおん!!!
□子作りしまっしょ♪
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「私赤ちゃんは手を繋いだら出来ると思ってた」
「私なんかキャベツ畑で出来ると思ってました」
「赤ちゃんは殿方のピーを女性のピーに…」
「ムギ先輩はちょっと黙っててください」
何ともない軽音部のいつものお喋りだけど、何故かこんな話題になっていた。
まぁ、私らも年頃の女子高生だしな。
一方、澪はというと…顔を真っ赤にして沈黙している。
一番、恋愛事に興味ある癖に…澪はむっつりだ。
「ばいばーい」
「失礼します」
「またねー」
「じゃあなー」
「ま、また…」
部活が終わった後、私らはちょっとリズム隊で合わせたいからと言って、部室に残った。
唯は首を傾げていて、梓は珍しいですね、雨でも降るんじゃないですかって生意気言って、ムギは…何故かニコニコしていた。
「さてっと…澪」
「練習するぞ、律」
ストラップを肩にかけて、本当に練習する気満々な澪の腕を私は掴んだ。
「子作りしまっしょ♪」
「は?」
澪は眉間に皺を寄せて、何言ってるんだこいつとばかりに私を訝しげに見る。
「澪も知ってるだろ?どうやったら赤ちゃんが出来るか…」
「そっ、それは…そのっ…」
顔を耳まで真っ赤にする澪。可愛い
なぁ。
「澪ー」
「子作りは成人してから!!」
「あひゃん☆」