けいおん!!!

□けいおん!サスペンス劇場
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「唯ちゃんが何者かに攫われた?」

「そうなんだ。私がトイレに行っている隙に」

「一体誰が…」

こんにちは、琴吹紬です。
とある放課後、部室に来た私は事件に巻き込まれてしまいました。

「残されたのは…このタイツ」

ボロボロになった唯ちゃんのタイツとヘアピン。

「誰が唯を…」

「唯先輩…」

唯ちゃんと一緒にいたのは、りっちゃん、澪ちゃん、梓ちゃんの三人。

この三人の中から容疑者がいる筈…

「なるほど、これは密室殺人事件ね」

「いや、唯死んでないから」

唯ちゃんの遺留品はタイツとヘアピン。

タイツからは唯ちゃんの匂いがほんのりと…

「嗅ぐな」

「つ、つい…ところでみんなは一体何をしていたの?」

「私はトイレに行く前は練習してたぞ」

「私は寝てた」

「私は練習してました」


なるほど…みんな怪しいわね。

「私が唯と一緒にトイレに行っていれば…」

「私が寝なければ…」

「ていうか澪先輩怪しくないですか?」

「な、なに!?そういう梓も怪しくじゃないか」

ギャーギャー

「うーん…みんな怪しいわ」

「私もかよっ」

「一体誰が唯ちゃんを…」

私は遺留品のタイツを見る。

…こ、これは!?

なるほど、これは犯人が絞られた。

そしてこの証拠から考察すると…犯人は…いや、でも動機がないわ。

ここは事情聴取ね。

『え?私ですが最近…が唯先輩について相談に乗って欲しいって』

『はい。確かに…は告白するって言ってました』

なるほど…これは地上のもつれってやつね。

犯人は…

「ムギ、犯人がわかったって本当か?」

「ムギ、誰なんだ?」

「犯人は…」

「「」」ゴクリ

「犯人は…」

「「」」ドキドキ

「犯人は梓ちゃんよ!」

「わ、私ですか!?」

「まずはこのタイツ。
このタイツには黒い髪の毛があったわ。髪の長さからいって…これは梓ちゃんのものだわ。澪ちゃんだったらもっと黒いし、短いわ」

「でも、どうして私が」

「そうね。あなたは常々、純ちゃんに相談に乗ってたそうね」

「そうですけど…」

「唯先輩可愛いはあはあ。唯先輩のタイツはあはあ。どんな匂いがするんだろはあはあ。くんかくんか。ペロペロ」

私は証拠の純ちゃんの携帯に送られたメールの内容を読む。

「そ、それは…」

「これが1日前のメール。そして憂ちゃんに告白すると言っていたそうね」

「は、はい」

「そして、りっちゃんが寝てて澪ちゃんがトイレに行った隙に唯ちゃんのヘアピンを取りタイツを脱がし、誘拐した」

「うっ…」

「そんな梓が…」

「タイツペロペロしたかったぜ…」

ガチャ

「あれ?みんなどーしたの?」

「唯ちゃん生きていたのね!」

「いや死んでないから」

「唯、今までどこに」

「へ?なんかさわちゃんが新しいタイツくれるからってさわちゃんのとこに」

「え?」

「ムギ先輩、ペロペロしたとこまでは合ってますよ。でも、犯人はさわ子先生です!」

「え?みんななんの話してるの?」

「ゆいー」抱き

「わっ!?りっちゃん!?」

「私もペロペロしたかった…」
「み、澪ちゃん?」

「みんな唯先輩が大好きってことですよ」

「唯ちゃん私もー」

「えぇー!?」



あとがき!
リクエストは唯総受けのシリアスなサスペンスものでしたが、ギャグになりました。申し訳ないです!

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