二の篭(バルヴァン文)

□Season's Greetings(2015年〜)
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■ LOVE COUNT DOWN ■

「10」

「9」

「8」

秒読みのカウントダウンとともに額やまぶたに軽いキスが送られる。

羽根のように軽いイノセントなキスにヴァンはクスクス笑いをもらした。

「7・・こら、笑うな」

そう言いながら、バルフレアの口元にも笑みが浮かんでいる。

「6」

「5」

どこまでも甘いカウント。

「4」

「3」

耳元で響くバルフレアの耳障りの良い声に、ヴァンはうっとりと目を閉じた。

「2」

こんな幸せでいいんだろうか。
溢れる程の愛に包まれて、怖いくらいになる。

「1」

「0」

最後にそっと耳朶を噛みながら告げられたA HAPPY NEW YEAR。
ヴァンはバルフレアにまるで「愛してる」と囁かれたような気がした。

〜FIN〜


(2022/1/13)


大好きな○−ミンの曲からのインスパイアー小話w
その年の一番最初に会う人が、大好きな人であったら嬉しいな…というか、ずっと一緒にいてくれ!という感じで書きました。
暗い夜道をヴァン君が走って会いに行くのも可愛かったんですけど、それはまたの機会に♪
相変わらずのボチボチ投稿になりますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>


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