短編

□あなたがあなたであればそれでいい
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え?臨也さんの好きなところ?ありませんよそんなもの。…まぁ、強いて言えば顔、ですかね。それ以外は全部残念な感じですよ。あ、でも運動神経ムカつくくらいいいんですよね。あと頭もいいです。この前勉強教えてもらったとき僕が解けなかった問題すらすら解いちゃうんですよ。…ムカつきますよね。でもなんであんなに性格残念なんだろ。性格よければもっとモテる気がするのに。あ、それはそれでムカつきますね。しかも性格良い臨也さんなんて想像つかないです。性格変わったらそれはもう臨也さんじゃないし、別の人ですよね。









「帝人君さ。さっきからひどいこと言いまくってるよね。自覚ある?」

「大いにあります。でもそれ以外に言えることないんですもん。取り敢えず臨也さんは臨也さんのままでいてくださいね。僕はそのままの臨也さんがいいです。」

「…すごい殺し文句だけど複雑な気分。」






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ツンツンツンでたまにデレ




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