プラマイ!

□トリップ編
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ざわざわ






「やって来ましたウィスコンシン!」


「え。何それ?」


「この間イッ●Qでアイドルが言ってた!」


「へー。お前はテレビ局の回し者か?」


「なんでそうなる!?」


「や、ジャ●オタって言うとその人達に失礼だから。あとテレビ局の回し者って台詞を使いたかった」


「何それ意味ぷーさん」


「ごめん、お前の方が意味ぷーさん」






日常の池袋での会話。
てくてく歩きながらの普通の会話。


女性の方は興奮気味で話している為か息がだいぶ上がっている。
それに対して少年は適当にあしらっているので息は上がってない。





「そうそう、この間そっちに遊びに行った時にデュラララ読んだら予想外にハマっちゃった」


「だろ?臨也、いいよね?」


「いやぁ、あたしはシズちゃんかなー。と見せ掛けて臨也ヤバい何あのイケメン」


「小説と漫画どっち読んだ?」


「漫画。この年になると文字読むのツライ」


「老人か」


「だって小説とか文字の羅列、億劫」


「お前今すぐ全国の小説好きの人間に謝れ」


「サーセンっした」


「一回死んでこい」


「むり。死ねない。執事喫茶とまん●らけ行くまでは死ねない。」


「確かに」




お互い顔を見合わせにたりと笑う。
身長差が多少あるせいか、女性は顔を僅かに下に向ける。
それに対し少年は少し見上げた。





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