■□NOVEL□■
□君に捧ぐ
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「そない、気ぃ張らんでもえぇと思うんやけどなぁ…。」
「…どうゆう意味だ?」
「気ぃ張りすぎると疲れますやろ?抜けるトコでは抜いてもえぇんちゃう?」
俺が気を張っている?
「前ん時より、優しゅう、丸ぅならはったけど、ずぅっと息苦しそうに見えますぇ。」
息苦しそう…
グンマに頑張るなとは言われたが、息苦しそう等と言われた事はないのに。
「図星と違うん?」
「…何故解る?」
「やっぱし当たりどすな。」
「……。」
「あんまし気張らんと、自分で敵や無いって思う者には甘えろとまでは言わへんけど、気ぃ許したらどうどすか?」
何故、コイツはこんな事を言うのだろうか?
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