■□NOVEL□■
□Sweet Sweet
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過ぎた事は仕方ねぇと大人しく食事をするものの、流石に口ん中が甘くてたまんねぇ…
「…なぁ、何か他の物ねぇの?塩辛いのとか苦いのとか。」
「残念だけど、まだグンちゃんのリクエストの最中だから…」
「グンマ、後何れくらいリクエストしたんだ?」
「んーとねぇ…もう1/3食べちゃったかも。」
こ、これだけ食って1/3?
あり得ねぇ…いくら食っても終わりが見えない気がしてきた。
「シンちゃん達ももっと食べてよ!次のケーキ、すっごく美味しいんだから!!」
もう既に親父達はギブアップして逃げちまってるから、残りを何とかしなきゃ行けねぇ!…とは分かってるけど…
ビービー
「何の音?」
「この部屋の呼び出しブザーじゃないのか?」
ケーキから逃げる口実にはもってこいじゃねぇか!
「誰だ?」
「特殊攻撃部隊隊長アラシヤマどす。総帥に確認して貰いたいもんがあって来たんどすけど、総帥室で此所やって聞いて。シンタロー総帥は居てはりますやろか?」
「な、アラシヤマ!?」
「あっ、その声は!後で確認事項があるって言うたやないどすか!はよぅ開けておくれやす!!」
開けねぇなんて言ってねぇのにうるせぇ!
ガチャ
「うるせぇな、何れだよ?」
「次の式典の事なんどすけど…」
確認事項は大したもんじゃなかったけど、俺の許可がないと先に進めないか…ん?
「ほんなら此れでゴー出してえぇんどすな?」
「あぁ。それより、お前この後暇か?」
携帯で部下に先に進めるように指示をしているアラシヤマに声を掛ける。
「暇っちゅうたら語弊がありますけど、急ぎの物もないし、残っとるんも後で確認だけしたらあの子達だけで平気やと思いますぇ。」
やっぱりな。良い事考えた♪
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