■□NOVEL□■

□V
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「序でに、最初に教えた書類が
『退職願』と『リコール届け』で、副長に突っ込まれてたらしいっちゃ。」

「何だよソレ?」

「必要性の高い物を教えたみたいだっちゃよ。退職願は辞表として自分が持ってる物を教えたらしいっちゃ。」

「……」



彼奴、そんなに辞めてぇの?
隊長だか団自体だか知らねぇけど、両方辞める準備満タンって感じ?



「あ、でも、どっちも辞めたくて持ってたりする訳じゃないらしいっちゃよ!それだけは『自分の気を引き締めるのに必要』だか、『部下に無理させないため』だかって説明したらしいっちゃ。」

「分かりずれぇ…」

「アラシヤマだからしょうがないっちゃ。」



それだけはって事は、他の事は「わて、聞かれてへんし…」とでも言うんだろうか…?



「…やっぱ無謀だったか?」

「自分のやり方が気に食わなきゃ総帥に文句言うなり、リコールするなりしろって言ってるらしいっちゃから、それが来るまではまだ平気だと思うっちゃ。」

「それもどうかと思うけど…」



考えるだけで頭痛の種だが、任したんだから限界までは見守る義務がある。きっとある!




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