■□NOVEL□■

□V
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上官のすゝめ V




「失礼するっちゃよ。」

「悪ぃな。」

「気にしなくって良いっちゃけど、そんなに心配なら何でアラシヤマに部下なんか持たせたんだっちゃ?」



アラシヤマ以外の奴等は既に新しい部隊編成の元、活動を開始していた。その中でも諜報の得意なトットリに個人的に働いて貰っている。



「…上手くいけばめっけもんだと思ったんだよ。」

「確かにアラシヤマは仕事早いし、指導力もあるっちゃけど…協調性と容赦の文字はないっちゃよ。」

「ゔっ…」

「部下の教育なんて所詮『飴と鞭』だっちゃのに、彼奴に『飴』なんか出来る気がしないっちゃ…。」



そんなのは散々考えた問題だっつーの!



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