■□NOVEL□■

□夜なべ
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で?結局、何作ってんだよ?」

「何って…内緒どす。」

「内緒って…」



何やら団員達がソワソワし始めた。耳をすますと料理に手をつけていないのが気になるらしい。



「…菓子ばっかじゃなくて、そっちの料理も食えば?態々買ってきてくれたんだろ?」

「料理どすか…?」



案の定空気が変わった。アラシヤマの反応に団員達の動きが止まる。



「片手で食われへんし、跳ねたり臭いがついたら嫌やさかい…なんぞ食べたいもん有りましたら温かい内に食うたって?」

「いや、いい。」



団員達の溜め息が…重い。何だってそんなにコイツに食わしたいんだか…



「それ編むの後にして先に食えば?」

「せやかて、もう時間があらへんのどす。飯食う間も惜しいくらいなんどすえ?」




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