■□NOVEL□■

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「…シンタロー、何か話し方変だっちゃね。」

「確かに、何じゃかいつもより素直な感じがするのう。」

「そうか?」

「何て言うか子供っぽいっちゃ。」



自分ではそんな感じしないけど、口を揃えて言うって事はそうなのか?



「…多分…考え方も感覚も昔に、子供に戻ってるべ。」

「!」

「ミヤギ君…?」

「少なくともオラはそう思うべ。」


確かウィローもそんな感じの事言ってた気ぃすっけど、



「どうゆうことだ?解るように説明しろって!!」

「うぁっ……離してくんろ!!」

「ぇ…」



離せと言いながら此方を睨むミヤギの目は、俺に対して確実に怯えの色が見受けられた…


俺…何かしたか?悪戯も意地悪もしてねぇよな…?



「シ、シンタロー!悪ぃんだども、手ぇ離してくんろ。」

「手?…あ、あぁ。」



肩に手は置いてたけど…



「…その…悪いんだども、でっかい声出して、詰め寄ったりしないでくんろ。」

「…わかった。それはいいんだけど…」



そこまで嫌がるような事じゃねぇよな?


「オラのばば様えらい厳しぐでな、しょっちゅうごしゃがれってたから…。もうちょい年重ねっと色々分かったし、平気になるんだども、まだこの頃じゃ…」

「…わかった、出来るだけ気を付ける。」



いつものノリじゃ気付かないだけで、ミヤギの奴も結構苦労してんだな…



「んだら、早く総帥室さ行くべ!!」

「だっちゃね。」



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