■□NOVEL□■
□Sweet Sweet
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｢流石にこれだけの料理､グンマ一人では食べきれないだろう｡｣
｢俺らも口ん中が甘ったるくて仕方ねぇんだよ｡｣
｢…ほんならお言葉に甘えるといたしまひょう｡｣
そう言うと､使ってない皿に料理を並べては消していく｡
｢あんな甘い物を､よくあのペースで食べられるな…｡｣
｢ペース?｣
皿に取り分けた料理があっという間に彼奴の口に運ばれ腹内に納められていく｡グンマのペースと変わらないのか少しアラシヤマの方が早いかもしれない｡
｢ねぇ､此方の炊き込みご飯食べてみない?みんな食べてくれないんだよぉ!｣
｢なんや赤ぅおすなぁ｡｣
｢苺の炊き込みご飯だよ♪｣
｢…なんちゅうか､甘さは足りひんし､微妙やゎ｡｣
｢え〜本当?こんなもんだと思うけどなぁ｡｣
｢わてならもっと美味しゅう作れるんやけど…｣
｢アラシヤマ､作ってくれるの?｣
｢食べたいどすか?｣
｢うん､食べたい!美味しく作ってね♪｣
ちょっと待て!かなり食ってるみたいだけど､まだ増やすのかよ?しかも主食を!!
｢しゃあないなぁ､ちぃと手間掛けたりますぇ｡｣
何でお前も乗り気なんだよ!?
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