deep novel
□I can't choose!
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ピンポーン…
名無しさん「こんにちは!名無しさんです〜」
ドタドタッッ…ガタッ…
(ユチョン「俺が呼んだんだけど!」
ユノ「俺だって呼んだよ!」
ユチョン「俺んとこに来たんだよ!」
ユノ「俺だって!」)
何か内側で揉めてる
名無しさん「あっ…あの〜…」
ユノ「名無しさん!ゴメン。今開けるね!」
ガチャッ…
ユチョン「いらっしゃ〜い!ゴメンね?ユノが邪魔するから…」
ドアが開いた途端、ユチョンが急に抱きついてきた。
名無しさん「ユッ…ユチョン」
ユノ「おい!ユチョン!名無しさんに抱きつくなよ!」
ベリッっとユチョンを剥がすと、今度はユノが抱きついてきて
ユノ「名無しさん!待ってたよ〜!」
名無しさん「ユッ…ユノ…///」
ユチョン「なんだよ!自分だって抱きついてんじゃん!」
ベリッ…
ユチョン「名無しさん〜!!」
ユノ「おい!」
って…いつも二人に出迎えられるとこんな感じで…
戸惑う。
名無しさん「あの…とりあえず、中にあがっても…?」
玄関先での押し問答を落ち着かせるためにとりあえず二人に声をかけた。
ユノ「そうだね、ゴメンね?じゃぁ俺の部屋行こうか?」
ユチョン「何いってんだよ!名無しさん俺の部屋だよね?」
はぁぁ…また始まる。
名無しさん「あの!…とりあえずリビングでお願いします…」
―リビング―
ユチョン「あぁ〜あ…せっかく俺が呼んだのに、ユノがいたんじゃなぁ〜」
ユノ「俺のセリフだろ!?名無しさんは俺が呼んだんだよ!!」
ユチョン「違うし!お・れ!…ね?名無しさん?」
ユノ「名無しさん?俺が呼んだからだよね?」
…もぅ。
いつまで続くの?この会話。
名無しさん「…どっちって言うか…どっちも…?」
ユチョン「え゛ぇ〜!!名無しさんユノに浮気!?ダメダメ〜!」
ユノ「は!?何いってんだよユチョン!名無しさん?名無しさんは俺だけみて?浮気しないで?」
あの…お二人さん…
さっきから私、必要なくないですか?
名無しさん「…あの…」
2人「なに!」
えっ。今度はくいついてきた…
名無しさん「今日はさ、二人とも一緒にDVD見ようって事だったから…なんなら、3人で見たらいぃかなって……ね?」
ユチョン「えぇ〜俺は名無しさんと2人で見たいのに!
ユノはこの間の女優さん誘えばいぃじゃん〜…」
ユノ「!?…何いってんだよ!それならユチョンだってあのモデルと呼べばよかっただろ!?」
ユチョン「!?…ユノ、ずっと憧れてた女優さんに声かけられて喜んでたじゃん♪」
ユノ「ユチョンだってあの子スタイルいぃな〜とかって言ってただろ?」
名無しさん「…あの…」
2人「!?!?……」
名無しさん「…二人ともモテモテだね!…いいよ?…私。
……付き合ったら?」