deep novel
□Don't fascinate
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あれから1ヶ月ほど経った。
ジェジュンヒョンは頻繁に名無しさんの家に行くが、しばらく名無しさんは来なかった。
聞くと、あの一件があったから、来るのが恥ずかしいそうだ。ホント、ジュンジョーなんだね?
そんなとこも、またそそるよ?早く俺の色に染めてみたい。
しばらく名無しさんとは会っていなかったが、ジェジュンヒョンが言うには今日来るらしい。メンバーと出掛ける予定でいたが体調が悪いと言って断ることにした。
ジェジュン「いらっしゃい名無しさん!家で会うのは久しぶり〜♪」
ぎゅーっっ!
玄関先で抱きしめる
名無しさん「きゃっ!!もぅジェジュン〜!!」
名無しさんもぎゅーっとジェジュンを抱きしめ返す。
名無しさん「今日はユチョン、具合悪いんだって?」
ジェジュン「うん…そうみたい。部屋で寝てるって。」
名無しさん「そぅか…大丈夫かな?今の時期って、風邪引きやすいから…心配だね…。」
ジェジュン「寝てれば治るって言ってたけど…」
名無しさん「そぅ…?…後で様子見に行こうか。」
ジェジュン「そうだね!」
リビングのソファーで二人は何やら楽しそうに笑っている。
その声を聞きながらベッドの上で目を閉じていた。
コンコンッ!
夕方近くなって部屋をノックする音で目が覚めた。
ジェジュン「ユチョン〜大丈夫か?」
ユチョン「あぁ〜うん…」
寝起きで声が掠れる。
名無しさん「ユチョン!!声変だよ?もしかして熱とかあるんじゃ!?」
慌て額に触れる名無しさん。
名無しさん「ちょっと熱いよ!やっぱり風邪かな?」
この部屋暑かったからな…汗かいただけなんだけど。
ジェジュン「じゃぁ俺、薬買って来るから、ユチョン、寝てろ!」
そう言ってコンビニへ薬を買いに出たジェジュン。
家には名無しさんと二人きり。またと無いチャンスだった。
名無しさん「ユチョン!水枕と冷えピタだよ。」
そう言って用意してきた水枕を持って、俺の元に近づく名無しさん。
俺は指し伸ばしてきた手を掴むとベッドの上に押し倒し、激しいキスをした。