天使と悪魔と神様と
□魔王の存在
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天界大戦争・・・。
恐らくあれ異常の規模の戦争はもう起きないだろう・・・。
俺は感情というものが理解できなかった。
それ故に、双子の兄であるルシファーを躊躇わずに斬れたのかもしれない・・・。
今になって理解できる。
それがどれほど残酷な事か・・・。
天界大戦争の前日・・・、僅かに記憶に残ってるルシフェルだった頃の最後の会話・・・。
「お前は・・・もし小生が神に反旗を翻したら・・・どうする?」
あの時・・・、俺は冷たくこう答えた。
「神に逆らうものは斬る・・・当然だろ・・・?」
あいつは悲しそうな顔をして・・・そうですかと言って立ち去った・・・。
あの時俺がルシフェルを止めていればこんな事にはならなかったかもしれない・・・。
今でも時々そう思う・・・。
「ミカエル!!!」
俺ガ考えにふけってると後ろからラファエルに呼び止められた。
「どうした?ラファエル・・・。」
「地上に悪魔が現れた!!!」
悪魔はほとんどがルシファーと堕天した堕天使だ・・・。
天界大戦争での復讐か人間に害を与えようとしている。
俺たちはそれを阻止するべく地上に悪魔が現れたら即刻、討伐する。
「わかった、今行く!」
俺は急いで地上へと降りた。