07-GHOST

□出会い
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「なあテイト。
お前って笑わねぇよな。」
ある夜、ミカゲはフッと
思った。

「なんで笑わねぇの?」

テイトの顔を覗き込み
ミカゲは笑顔で聞いた。

「ほら。
面白いこととか嬉しいこととかあると自然と頬っぺたが緩くなるだろ。」



「・・・・俺は笑えない。どうやって笑うかも知らない。」

テイトは表情一つ変えずに答える。


ギュッ


「な、何すんだよ!!
頬っぺたつねんな。」

ミカゲは何を思ったのか
テイトの頬っぺたを引っ張った。

「いや・・・。
笑ったらどんな顔になるのかなぁって思った。」








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