裏切りは僕の名前を知っている

□アブナイ○○。
1ページ/3ページ



夕月はみんなに人気だ。


「夕月ちゃん、買い物行こう!!」


「夕月!!
ゲームやろうぜ!」


「夕月、お菓子食べよ?」

「夕月、将棋やるぞ。」


「夕月、勉強教えてあげるからおいで。」


「夕月君。
この料理の塩味は・・・」

そう誘ってくるあいつらに夕月は笑顔で答えている。

「はい。いいですよ!」




「夕月は人気だな。」


ある夜、夕月の部屋で話をしていた。


「俺が話し掛けるスキもないほどあいつらと話をしている。」


「ルカ・・・・・・。」


夕月はそっとルカの頬に手をおいた。


「そんなに悲しそうな顔、しないでください。
僕まで悲しくなります。」

「すまない。
夕月といる時間が少なくなったから離れている間、夕月の身になにかおこってないか心配なんだ。」


額をくっつけ、目をあわせて言うと夕月が顔を赤くしながらこたえる。


「大丈夫です。
みんな守ってくれるから。ほら!
焔椎真君なんかは前と違って優しくなったし!!」


それが(焔椎真)一番心配なんだが・・・


「そうか・・・・・・。」

そろそろ夕月にベッタリしてないではなれなきゃいけないな。これはイゾンショウというものなのか?
だか夕月が心配だ・・・。
そうか!!
後ろをこっそりついていけはいいのか!!
よし、これからはそうしよう。





次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ