けいおん
□愛をこめて
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「で、ででででも、女同士だぞ?ありえないだろ?それに、律なんて。ハハハハハ…。」
「ちょっ、ちょっと、澪?大丈夫?」
から笑いをし、壊れかけている澪に、和は心配そうに言った。
「まぁ、女子高だけあって、そういう子もいるのよ。」
「のどかぁ〜、どうしよぉ〜。」
「て、なんで澪が動揺するのよ!?」
抱きついてくる澪に、和がため息をつく。
「まぁ、幼なじみだし、気になるわよね。」
澪に律がいるように、和にも唯がいて、わかる気持ちがある。
「でも、澪。律なら大丈夫じゃないかしら?」
「そうかな?」
「そこまで心配しているなら、律に直接聞いてみたら?」
「なっ!?わ、私は別に律の事なんて心配してるわけじゃなくて、…その…。」
段々声が小さくなる澪を見て、バレないように小さく笑った。
「あっ!もう授業が始まるわね。じゃあ、またね。」
顔を伏せる澪に向かって言い、席に戻る。
「律に…直接…。」
和に言われた事を澪は、授業中に考えて、結局その後の授業も部活も集中出来ず、1日が終わった。