Hunter×Hunter
□2人の関係
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前の方を走っていると
遠くから悲鳴が聞こえた
「いってえぇぇ!!」
聞きなれた声
「『レオリオ!!』」
私とゴンが反応したのは、ほぼ同時
すぐさまゴンが走り出す
「おいゴン!!」
キルアは足を止めてゴンを呼んだ
「ちょっと行ってくる!!」
振り向きもしないでそう言った
前しか見えていないのだろう
「あいつ…」
少し悔しそうにキルアは呟いたが、追おうとはしていない
ヒ・ソ・カ・の・や・ろ・う☆←
『私も!!』
「はぁ!?止めろよ!アイリ!!」
言いだしたとたんに止められる
でも足はゴンを追いかけていた
振り向いてキルアの顔を見る
『あいつ不合格だとさ、私が困んだよね!だからブレーキかけてくる!!』
「・・・?」
意味深な言葉を残し、前を向いた
ここで“レオリオを助けなきゃ!”と言わなかった
言えなかった私は最低だ
すぐゴンに追いつく
「アイリ!!」
『ゴン、私も行くよ!!』
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