The hand ties.

□第七章
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私は目を開ける。
木製の天井が目に入った。そして、私は今、寝ていた事に気づく。
でも、ここはどこなのだろう?そう思いながら、私は体を起こした。
両腕には、包帯が巻かれている。服は、誰かの半袖Tシャツ。
私が寝ていた部屋には、折りたたみ式のテーブル。押し入れの中に綺麗に詰め込まれた本や棚。
服などもきっと、押し入れの中にあるのだろう。
部屋を一通り見回した時、扉が開く音がした。
入って来たのは、顔の良く似た双子だった。
「あ、お姉ちゃん起きてる〜」「本当だ〜!」
「「おはよう!久那お姉ちゃん!」」
「お、・・・おはようございます」
戸惑いながらも、私は答えた。



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