The hand ties.

□第四章 *後編*
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「どんどん増えてくるね」「うん」
なおきとゆうきは、敵に囲まれる形となった。
二人は背中合わせの状態で、会話する。
「手を挙げろ。でないと、撃ち殺す」
髭の生えた中年の男性に、そう言われた。
だが、二人は手を挙げようとはせず、声を合わせて笑った。
「「ニャハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」」
笑い終えて、二人はニヤリと笑った。
「なおき、文句ないよね」「うん、文句なしだよ。ゆうき」
双子は、普通に話す。
敵の目なんて気にせずに。
「敵さんも文句ないよね」「最低限の事だしね」
少しの間。そして・・・。

「「殺されるくらい、文句無いよねぇっ!!!」」

そう言って二人は、敵に突進して行った。


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