□ぶらこんっ!
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※ヒロトは高校生、守は中学生です。


「まっもるぅぅ〜V朝だよぉぉ〜V」
ヒロ兄の声から俺の朝は始まる。毎日毎日よく時間ぴったりに起きれるなあと感心しながら、俺も起きる準備をする。
俺は円堂守。14歳だ。中学校ではサッカー部のキャプテンをしている。先ほど俺を起こしに来たのはヒロト兄ちゃん。俺の3つ上で高校では、生徒会長でありながら、サッカー部のキャプテンもしているらしい。
俺が着替えてリビングに行くとヒロ兄が朝食を並べて待っていた。いつも先に行っていていいと言ってるんだけど、ヒロ兄は、「守が食べているところをみるのが幸せなんだよV」といって、俺が食べるのをニコニコしながら見ている。…まあ、いっつもうまい飯を作ってくれてるし見てるのはかまわないんだけど、そんなにおもしろいのかな?
朝ご飯を食べた後は、歯を磨いて学校に向かう。俺が行く前にヒロ兄は必ず
「守、知らない人について行っちゃだめだよ。車に気をつけるんだよ。クラスメイトとかなんかと付き合っちゃだめだよ。お兄ちゃん、交際は認めないからね。特に太眉とか白菜とかゴーグルとか…とにかく気をつけるんだよ!」
と言う。俺はもう子供じゃないから大丈夫って言ってるんだけどなぁ。

とりあえずひとつひとつの注意を聞いた後に俺は学校に向かった。
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