みじかーい

□バレンタイン
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リョーマ バカップル設定

02.バレンタイン




「はぁあぁぁ」



今日は2月14日


男の子も女の子も
この日だけは皆ソワソワしている。




私の彼氏である越前リョーマは、

英語ペラペラな帰国子女
そのうえ、かなり美形
そしてテニスが強い


だから、かなりモテているのだが、彼女の私からしたら全然面白くないことである。


今日だって、
この日を待ちに待った女の子がリョーマにチョコを渡して告白する。




リョーマの事を信じていないわけじゃない。

けど、心配でしかたがなかったりする。







「おはよ」

「おはよう…あれリョーマ、朝練は?」




急に後ろから現れたリョーマ

テニス部は毎日朝練があるので
朝にリョーマと登校なんて、リョーマが寝坊しない限り絶対なかった。






「テニスコートに人が集まるから練習は無し」



「なるほど、だからか」




そしていつも通り教室に到着。



「越前君!!ちょっといい?」


「…なに?」



予想はしていたけど早速きた……


そして暫くその2人が話しているのを見ていた。



すると告白したであろう
女の子が泣きながら走っていくのを見た。




「リョーマ、」


リョーマが私の方に向かってきたので、呼びかけようとした、が



「リョーマくん!!」

「越前!!」

「越前君〜」




たくさんの女の子の甲高い声で、一瞬で消えた。

気づけば、リョーマは女の子に囲まれて見えなくなってしまった。




隣で堀尾が
なんで越前だけモテるんだよ〜
とか言ってる。



この教室中の騒ぎに私は溜め息



すると、リョーマが女子の輪から抜け出して
こっちに来た。


そして私の前で止まったので
どうしたの?と私が言うとふわっと抱きしめられた。



「…!?」



その瞬間に悲鳴をあげる女子達や、興味津々な男子達
クラス中の注目の的になった。




「ちょ、ちょ、リョーマ?」

すると、ニヤッとリョーマは笑って

「俺がチョコを貰うのは、こいつ一人だから」


といって頬にキスまでしてきた。


それで、大半の女子は教室を涙を流しながら去っていった。



「リョーマさん、やりすぎでは?」


「俺の好きな人はアンタだから、絶対アンタにしかチョコ貰わないから」


「…//」


そう私の目をまっすぐ見て言うリョーマに赤くなった私は、リョーマにベタ惚れしている事に気

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